交通事故の加害者になってしまった場合に知っておきたいこと③

3.加害者が被害者にお見舞いする際に気を付けたいこと

前回に続きまして今回は加害者が被害者にお見舞いする際の注意点をご紹介致します。
前回の記事「交通事故の加害者に課せられる法律上の責任とは?」「交通事故の加害者になってしまった場合にはどうすればいい?」

(1)担当者と一緒に行く

過失割合が100対ゼロの事故の場合は別だが、双方に過失がある事故の場合には、お互いに「自分よりも相手の方が悪い」という心理が働くので、病室で激しい口論になったりにして、かえって話を拗らせたりしてしまう可能性があるためです。

(2)菓子折りまたは花を持参する

被害者のお見舞いに何を持参すべきかは一つの悩みでしょう。

多くの方は無難に菓子折りを持参しようとお考えになるのではないでしょうか。

もちろん、菓子折りで問題ないのであるが、被害者によっては菓子折りを持参するのは控えた方が良い場合もあります。

というのは、被害者の中には、被害者が持参した菓子を食べて「体調が悪くなった」と後日文句を言ってくる人もいるからです。

そのため、そういう場合を想定するならば、または被害者がそういう性格の持ち主のような場合には、菓子折りではなく花を持参すると良いでしょう。

(3)現金を絶対に渡さない

加害者の中には、誠意を込める意味で現金を渡そうとお考えの方もいらっしゃるかもしれないが、これは避けるようにしたいです。

被害者に「この程度の金額で解決しようと思っているのか」と思われてしまっては、かえって話がややこしくなってしまいます。

お見舞いの場はあくまで謝罪の場と考え、お金を渡すのはもちろんのこと、お金の話もすべきではないです。

(4)面会時間は短く

家族や友人の面会とは異なり、加害者の面会となると、被害者は事故のことを思い出したりしてストレスになってしまいかねません。

前述のように、お見舞いはあくまで謝罪の場と考え、どんなに長くても面会時間は5分程度にして、謝罪をしたらすぐに退室するようにしたいです。

(5)お詫び状を書くようにする

加害者の中には、お見舞いを何度もしているのだから、改めてお詫び状を書くのは不要とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、被害者一人しかいない病院にお見舞いに行ったとしても、被害者のご家族は加害者の誠意は届いていないかもしれません。

とりわけ被害者の年齢が若い場合には、被害者自身よりもご家族の方が不安や怒りを感じていることがあります。
そのため、被害者のご家族にも多大なご迷惑をおかけしたことを誠心誠意伝えるためにもお詫び状は必ず書くようにしたいです。